フランチャイズ岩本工房

起業で失敗しないための王道、フランチャイズ。フランチャイズ研究で得られるものは多い。フランチャイズの失敗、成功をめぐる探求で、ビジネスのイロハを学んでいきたい。

起業で失敗したくない人が知っておくべき「売上保証」という神システム

しばしば言及される、起業成功率(失敗率)

起業に興味がある人なら、相当の自信家でない限り、この数字には無頓着ではいられないかと思います。

 

起業成功率について、「なぜ起業成功率は6%しかないのか?続々と失敗してしまう4つの理由」という記事によれば、次のように言われています。

 

企業が生き残る数を表している数字をまずは見てみましょう。

  • 1年:40%
  • 5年:15%
  • 10年:6%
  • 20年:0.3%
  • 30年:0.02%

なんとわずか1年で40%しか生存していません。これは驚きですよね。1年といえば立ち上げたばかりなのに何があったのでしょうか。

 

もちろん、その辺の大学生がノリで起業したケースや、ダミー会社を建てたケースも含まれるでしょうから、1年単位で見ると、実際はもう少し「失敗率」は低いかと思います。

しかしながら、5年単位でみると「85%」が消え去っていくというのは、無視できない数字でしょう。

 

ネットで、起業の失敗理由として挙げられているコト

というわけで、起業の失敗理由として挙げられていることを、ネットで調べた限りですが、5つほど並べてみます。

 

①ブーム・流行りに乗ってしまった

店舗商売で、店舗を拡大してしまったケースなどが挙げられます。

テレビで取り上げられるなどして、一時的に得た人気で調子に乗り、固定費を増やしてしまったケースですね。

②人間関係が悪くなる・人に裏切られる

友人や知り合いと起業したが、人間関係がうまくいかず、結局欠員が出てしまったケース

まぁ、これはすごく想像しやすいことですね。

ドライな言い方をすると、「収益源が失われた」ということ。

③時間の使い方が下手

イベントなどに、「ネットワーク作り」などといって参加しまくり、全然売上があがっていないケース。

結局、知らぬ間に資金がショートしており、廃業へ。。。

これも、収益が不足するお話です。

④働きすぎて、自分が体調不良 or 体調不良者続出

うーん。これは、結構考えさせられるアクシデントかもしれませんね。

自分が体調不良の場合、思わぬ出費&売上減少につながります。

また、ベンチャーなんて一人欠員が出た影響は全体におよびますので、もしかしたらエースが一人抜けるだけで、大打撃になるやもしれません。

⑤予想外の出費が重なり資金ショート

起業してみると、思いの外初期費用がかかりランニングコストに耐えられなくなった、というケース。

恥ずかしながら私も経験があるのですが、「引っ越しのときに意外と初期費用が掛かってしまった」と同じくらいアホな理由です。

これは、「事前情報収集すらできないバカは起業するな」という意味で、一番しょーもないケースかもしれませんね。笑

 

なるほどなるほど。

でも、ちょっと待って!!

 

上記の例、間違ってはいないと思うのですが、「理由」としては粒度がバラバラです。

あと、なにより「個別例」にしか過ぎない気がするのは私だけでしょうか??

 

直接的な理由にはなっていないとおもうのですが。。。

 

ごちゃごちゃ言ってるけど、結局「収入<支出」が失敗の直接の原因でしょ?

上記でも、ちらちらと「固定費」とか「収益源」とかいう言葉を使ってコメントしていきましたが、「これ以外別に何もないのでは?」というのが個人的な意見です。

 

結局、ある時点において、

・[収入] どれだけの現金(自由に使えるお金)を保有しているか

・[収入] どれだけの見込み収益があるか

・[支出] どれだけの固定費と変動費を抱えているか

さえ的確に押さえていれば、「失敗(=債務不履行)」は回避できるのだと思います。

 

ちなみにですが、、、

サラリーマンから起業する人に声を大にして言いたいのは、

「着金」してはじめて自分の「収益」となる

ということ。

これは、必ず押さえておいてほしいです。

「納品」が終わりではありません。

 

また、知人から聞いた話ではありますが、「3年間無収益でも会社が耐えれるかどうか」は、精神的な安心材料になるとのことですので、参考にしてもいいかもしれません。

 

では本題。営業負担を吸収してくれる「売上保証」というシステム、ご存知ですか?

というわけで、本気で「起業」で「失敗」しないための工夫を考えてみました。

そして今回とりあえず行きついたのが、「売上保証」というシステムです。

 

「売上保証」とは、フランチャイズの加盟店 / オーナーに対して与えられる保証の一つで、営業代行をしてくれる制度のことです。

 

つまり、上述した「収入」の面をほぼ見なくていいのです!!!!!

 

これが、どういうことを示しているか、お分かりでしょうか?

もう一度、上述した失敗例を振り返りながら、ご説明します。

 

起業で失敗するあるあるパターンは、たいてい「営業コスト」に起因する。つまり・・・!

考えてみてください。

固定費が増えても、売上があがっていれば、つぶれません。

しかし、収入(売上)がなければどんな企業もつぶれてしまいます。

 

収入ではなく、支出(固定費)は、リストラや節約・節税で削れます。

しかし、削るにも限界がありますし、

たとえばリストラの場合ですと、供給力減によってさらなる売上減にもつながります。

 

つまり、普通の起業ですと、大抵の場合は「売上」の方が圧倒的に優先度が高いと思います。(なぜか多くの人は、すぐに効率化とか言い出すから困ったものなのですw もちろん、売上があがれば効率化は超需要ですが!)

 

では。

売上保証があるということは、どういうことを意味するか。

「支出だけ」を見ればいいのです。

 

このインパクト、お分かりになるでしょうか・・・?

経営においてこれほどうれしいことはありません!!

 

先に挙げた例で振りかえってみましょう。

 

①ブーム・流行りに乗ってしまった

②人間関係が悪くなる・人に裏切られる

③時間の使い方が下手

④働きすぎて、自分が体調不良 or 体調不良者続出

⑤予想外の出費が重なり資金ショート

 

見てください。

①~⑤まで、おおよそすべて「売上(営業)面の課題がなければ」と考えれば、倒産や解散、債務不履行には至らない余地が残されるのではないでしょうか?

 

 

この形態を取っているフランチャイズ募集は、探せばたくさんあります。

 

 

毎月の売上を保証してくれるビル清掃フランチャイズ 

1年間の売上を完全保証のリペア修理フランチャイズ

開業から1年間の年収保障500万円の買取フランチャイズ

などなど。

 

結論:売上保証を使えば、起業で失敗するリスクは格段に減る

いまはまだお金を集められないあなた。

優秀なパートナーやメンターがいないかもしれない。

 

なら、まずは利益を上げることを目標にしてください。

そうして、小さな成功を積み重ねてください。

そうして、実績を積んでください。

そのために、もし必要であれば「売上保証」というシステムを使ってください。

 

日本に、小さな成功を積み重ねる人間が増えることを願って。

 

 

☆もしよろしければ、ほかの記事もご覧ください♪

iwamoto19890405.hatenablog.com

 

【フランチャイズ開業】失敗したくないならまずこれを読め

フランチャイズ開業は、往々にして「失敗」のリスクを下げたい人が行う、"賢い"選択と言えます。

 

しかし、そんな人たちでも「失敗」してしまうことが少なくないのが実情のようです・・・!

 

なぜ??( ;∀;)

 

そんな疑問からはじまる本記事は、

まず、フランチャイズが「成功」にもっとも近いビジネスモデルの一つであることを改めて確認します。

 

そのうえで、絶対にビジネスで失敗したくないあなたに向けて、

フランチャイズ開業で失敗しないための秘訣

を3つの観点からお届けしたいと思います。 

 

再確認:フランチャイズは成功確率が高いビジネスモデル?

はじめの一歩を踏み出そう」という書籍をご存知でしょうか。

当該書籍は、起業するに際して押さえておくべき「基本」を論じている本ですが、実は、結論としてフランチャイズを強く推しています

 

フランチャイズ」は、あらゆるビジネスの中で、もっとも「成功」に近いビジネスモデルであると言及されているのです。

 

wikipediaによると、フランチャイズは次のように言われています。

一方が自己の商号・商標などを使用する権利、自己の開発した商品(サービスを含む)を提供する権利、営業上のノウハウなど(これらを総称してフランチャイズパッケージと呼ぶ)を提供し、これにより自己と同一のイメージ(ブランド)で営業を行わせ、他方が、これに対して対価(ロイヤルティー)を支払う約束によって成り立つ事業契約である。

 

では、そんなフランチャイズがどうして「成功」に近いのか?

 

理由は超簡単です。

そもそもフランチャイズは、「成功しているビジネスの横展開」だからです。

 

多店舗に行わせるための「型」ができているからこそ、フランチャイズ化が可能。

つまり、「テンプレート」として世の中に配られているビジネスであるため、自分で考えて行うビジネスよりも相対的に「成功」確率が高いといわれています。

 

当たり前ですよね。笑

 

・・・しかし!

 

そんなフランチャイズで起業したにもかかわらず「失敗する人が多い」という現実からは、目を背けてはなりません。

 

その理由は、大きく3つに分類できます。

 

・自己流 or わがまま

・情報収集が下手くそ

・行動できない、遅い

 

以下、それぞれを打開するための方策を述べていきます。

 

フランチャイズ開業で失敗しないための方法1:手段と目的を明確にする

大多数の人がつまづくポイントです。

 

そして。

フランチャイズオーナーが最も犯してはいけない過ちです。

 

そもそもフランチャイズとは、前述のように一定程度の「型」ができているからこそのフランチャイズです。

 

しかし、これを「すぐに起業するための便利なツール」と勘違いしている人が少なくありません。

 

この「わがまま解釈」「自己流解釈」を突き通していては、確実に失敗します。

 

なぜなら、「フランチャイズの本質を理解していないから」です。

(意味、わかりますよね?笑)

 

  • そのフランチャイズが、なぜ「テンプレート」たりえるのか
  • 自分はオーナーとして、どの部分を踏襲し、どの部分を応用するのか

 

少なくともこの二つが明確でないと、なかなか事業として成長することは難しいでしょう。

 

 

 たとえば、私が最近注目しているビルクリーニングのフランチャイズの場合。

ビルクリーニングの日常業務は、「清掃」という非常に地味な作業です。

おそらく、あまり魅力を感じない方は多いでしょう。

 

しかし、、、

 

・今後増えていく高齢者を、低単価で労働者として雇うことができる

・参入障壁として、「ダサい」という固定観念がある

 

上記は一例にすぎませんが、こうしたアドバンテージがあるという「事業の本質」を忘れてはいけません。

 

なお、こういうニッチな産業は概して競合が少ないため、「型」を作って収益が上がる構造さえ作れれば、フランチャイズ展開が成功しやすいのです。

特に、「ダサい」「汚い」などの精神的な参入障壁がある場合、非常に大きなチャンスが広がっています。

なぜなら、放っておいたら誰もやらないから。

つまりは、「競合性が低い」から。

 

ニッチ産業に興味がある方は、たとえばキーエンスなどを学んでみるとよいでしょう。

 

 

さて、話を戻して。

 

アホな経営者は、せっかくの「フランチャイズ」という資産・性質を無視します。

そして、「オレはオレのやり方で進むぜぃ!!」と言って、死んでいきます。笑

 

その点、フランチャイズ関連で情報収集しているとたまたま見つかったのですが、たとえば「賢い人に人気のフランチャイズ10選」という記事が意外といいことを書いています。(Naverですが笑)

 

曰く。

 「賢い人」 = 「人より短い時間でフランチャイズに求めた目的を達成できる人」

 (まぁ、「目的」を定義できない人が5万といるのですが。笑)

 

また、同記事では、フランチャイズに求められる目的を5分類しています。

 

賢い人がフランチャイズに求める5つの「目的」
・安定した需要
・地域貢献、社会貢献
・技術を身につける、未経験OK
・副業、在宅
・アセット獲得

 

無論、これだけではないかと思いますが、自分の中で「最も腹落ちする」目的を掲げたうえで、フランチャイズを始めましょう。

 

「いま自分が○○をしようとしている目的」

 

まずは、これを答えられるようにしましょう。

※参考記事:「ビジネスの目的とは何か」が問われている。ドラッカーが、そしてハーバードのあの人も?

 

フランチャイズ開業で失敗しないための方法2:情報収集をわがままに行う

「1」で示したように、目的を定義することができたなら、次は手段の選定です。

 

そこで課題となるのが、情報の集め方。

 

今の時代、キュレーションメディア、まとめサイトはもちろん、FacebookTwitterなど、様々なサイトで情報が拡散されています。

 

私も、経営に携わる立場として日々色んな情報に触れています。

しかしながら、正直、情報がいくら増えようが、AIで最適化されようが、情報の受け手に「選球眼」が備わっていないと、なにをしようが"ムダ"だと思っています。

 

知っていますか?

世の中のほとんどの情報が、1次ソース(情報源)にあたっていないことを。

Web上のほとんどの情報(特にSEOで強い情報)が、経験者ではなく「商業ライター」によって書かれていることを。

世の中のほとんどの情報が、話し手・書き手の好きなように「切り取られた」ものであることを。

情報に埋もれ、選択肢が多くなりすぎると、むしろ一つ一つの選択肢への期待値が上がりすぎてしまい、満足度が下がってしまうことを。。。

 

つまり、情報を選定するときは、逆に「わがまま」になる必要があるのです。

「わがまま」というのは、常に「目的に沿う情報かどうかを判断し、自分なりの基準で選ぶ」ということです。

よりわかりやすく言うと、「要らない情報は無視する力」が超重要です。

 

下に掲載するTEDの動画は、あなたに非常に大きな示唆を与えてくれるでしょう。

是非、ご参考ください。

 

www.youtube.com

 

フランチャイズ開業で失敗しないための方法3:定性的な目標と定量的な目標を明確にする

目的が明確になりました。

情報収集も、上手にできます。

そこで、あと一つ欠かせないのが「手段」の設定です。

 

手段といっても、実際に事業を拡大するための手段を話しだすとキリがありませんので、ここでは大枠の話をしたいと思います。

 

つまり、、「定性的な目標」と「定量的な目標」についてです。

 

定性的とは、Weblioによれば「物事の様子または変化などを、数字では表せない「性質」の部分に着目して分析するさまを意味する語」とされています。

つまり、「かっこいい企業を目指す」とか「好かれる企業になる」とか、そういう目標を設定する場合、定性的と表現します。

 

定量的とは、コトバンクによると「対象の状態を連続する数値の変化に着目してとらえること」とされています。

つまり、「○○の領域で1番になる」とか「売上100億を達成したい」とか、数字で表すことができる目標値が設定されます。

 

 

多くの人は大体、定性的な目標を立てます。

 

たとえば、、、「英語を使った仕事をするために、3年後に英語を話せるようになる」という目標を立てたとしましょう。

 

そこまではいいのです。

しかし、なかなかこれを定量的な数値目標に落とすことができません。

 

そうなると、どのような問題が生じるか?

 

ズバリ、目標達成に伴う行動ができなくなります。

(もしくは、行動が遅くなります)

 

なぜなら、人間は怠惰な生き物だからです。

目の前に、必ず消化しなければならない課題がないと、人間は動かないものです

 

しかし、数字でまざまざと「達成」と「未達成」の違いを自分自身に見せつけることによって、行動のために必要な「緊急度」と「重要度」を自分の中でコントロールできるようになります。

 

たとえば。

 

上記のように、「英語を勉強しないと!」と言って、3年間ほぼ勉強しなかった。

なんてケースを見たことはありませんか?

 

もしくは、もっと身近な例で言うと、「明日から早起きしよう!」と言って、全然できていない。

こんなケース、あなたにもあるのではないですか?

 

 

では、十分な行動を起こすためにはどうすればいいのでしょうか?

 

英語を使った仕事をするために、3年後に英語を話せるようになる」という目標の例で言うと、、、

まず、「英語を話せる」とはどういうことかを定義します。(ex.TOEIC950点

次に、そのために必要な指標や行動計画を立てます。(ex.3ヶ月で50点ずつ上げる

 

これで終わり。

あとは行動あるのみです。

 

上記は一例ですが、つまりは、

自分自身に明確に「達成」「未達成」が分かれる目標値を設定することが非常に重要なのです。

 

これは、フランチャイズであろうがその他の事業であろうが同じこと。

できている人にとっては当たり前かもしれませんが、

意外とできていない人も多いと思います。

 

※補足

ただし!

どうしても数字が弱い人もいるのは事実かと思います。(経営指標が読めないなど)

そういった方は、「売上保証」があるフランチャイズも選択肢の一つかと思います。

「売上」ではなく「サービスの質向上」という、どちらかというと「定性」寄りの目標設定が重要になる場所に身を置くことも、考えてみたらいいのではないでしょうか?

何も、定量「だけ」が重要というわけではありません。「定性」を極めれば、立派な武器になり得ます。

 

おわりに:フランチャイズ開業で失敗しないためには?

以上、いかがでしたでしょうか?

フランチャイズならではの情報、フランチャイズに限らず普遍的なお話もあったかと思います。

是非、皆様のお役に立てていただければ幸いです。

 

最後に、本記事の内容をまとめておきます。

 

フランチャイズ開業で失敗しないためには、、、

「自己流 or わがまま」を避けるために、手段と目的を明確にする

「情報収集が下手くそ」を避けるために、情報収集をわがままに行う

「行動できない、遅い」を避けるために、「定量的な目標と定性的な目標を明確にする」

 

これらは、是非とも絶対に押さえておいてください。

きっと、実体験から得た所感ですので、そんなに的外れなことは言っていないと思います。笑

 

 

さぁ、あとは行動あるのみ。

明るい未来が見えてきたんじゃないでしょうか?